ITの活用が進んでいない会社は出来ることを自分たちで始めてみよう

ITが経営に与える影響については、年々その影響度合いが高まっていることをいろいろな機会で聞くようになりました。

  • 少子高齢化、労働人口の減少
  • 生産性向上
  • 働き方改革
  • デジタルトランスフォーメーション

上記のような色々なキーワードがありますが、全てにおいてITの活用がキーポイントになることは間違いありません。

そんな中、ITの活用が進んでいないと感じている中小企業はたくさんあるのではないでしょうか?

そこで今回は、企業のIT活用について思うことを書いてみたいと思います。

IT導入の際の課題とは?

下の図は、中小企業庁が出している「中小企業白書」に載っていた「ITの導入・利用を進めようとする際の課題」になります。


引用:中小企業白書 ITの導入・利用の課題

主に「費用対効果」と「人材面」に課題を抱えていることが分かりますね。逆に言うと、これらの課題を解決することができれば、IT導入を推進していけるとも言えます。

では、それぞれの課題をもう少し掘り下げてみましょう。

費用対効果を上げるには

今までのIT導入といえば、

  • システム構築を外部業者に発注
  • 自前のサーバーを購入
  • システムの運用保守も外部業者に委託

というケースも多かったかと思います。

これらのケースだと初期費用が高額になるケースも多く、運用開始後も活用度合いに見合わない保守料金を支払うなど、費用対効果の面で非常にリスクの高い方法になってしまっていました。

そこで検討したいのが、「クラウドサービス」の利用になります。

中小企業白書でも、以下のようにクラウドサービスの利点を挙げています。

【クラウド・サービスの利点】
●サーバー等の設備を自ら保有することが不要。技術者の常駐も不要。
⇒ 導入が比較的容易。
●初期導入コストが低い(月額数千円~、オンプレミス型5なら導入で数千万円)。
⇒ 導入に失敗しても撤退が可能。

昨今のクラウドサービスは、さまざまな業務範囲をカバーできるようになってきており、上記のようなメリットを考慮に入れると、中小企業ほど積極的に活用すべきではあるのですが、下記の図を見ての通り、大企業と比べてその利用割合はかなりの差がついているのが現状です。


引用:中小企業白書 ITの導入・利用の課題

初期導入コストを抑える事ができるのは、資金が潤沢でない中小企業こそ大きなメリットとなります。小さく始めて、素早く効果を検証していけるクラウドサービスを積極的に活用していきましょう。

人材面の課題をカバーするには

ITを導入する上で、自分たちがまったく分からない技術をゼロから導入するというのは、とても難易度が高く、社内で主導する人材を用意することも難しいかと思います。
しかしこれが、少しでも慣れているものであれば、そのハードルはぐっと下がるかと思います。そんな中、みなさんが慣れているツールの代表例として「Excel」があげられるのでないでしょうか。


引用:中小企業白書 ITの導入・利用の課題

上記でも「一般オフィスシステム(ワード、エクセル等)」については、「十分利活用されている」「限定的な利活用にとどまっている」を合わせて80%を超えています。
とかくExcelを使った業務処理は嫌われることが多いのですが、これだけ世の中に出回っているツールは他にはほとんどないのではないでしょうか。

Excelには計算式や関数といった機能もありますが、「マクロ」「VBA」といった自動化のための強力な機能も用意されています。

Excelに慣れている方が、「マクロ」や「VBA」を勉強し、業務の中に取り入れていくことで「業務効率化」を実現することは、立派なIT導入だと私は思います。
何も最新のWeb技術を使ったものだけがITではないのですから。

まとめ

下の図は経済産業省が発表している「IT経営力指標と4つのステージ」を表したものです。


引用:経済産業省 IT経営力指標と4つのステージ

図の中の「第1ステージ」にいる企業が、いきなり「第4ステージ」までステップアップすることは現実的ではありません。
自分たちがどのステージにいるのかを正しく認識し、出来ることから始めていくことが重要ではないでしょうか。このとき、外部に全てを丸投げせずに、自分たちが主導となって進めていくことがとても重要です。

自分たちが主導となってITを活用するためのエッセンスを、今後も当ブログでどんどん提供していきたいと思っています。

ITを活用して自分たちのビジネスを未来に向けて育てていきましょう!

ではでは!